音符(おんぷ)とは、音楽において音の高さや長さを表すために使われるシンボルです。音符の形態によって音の相対的な長さを示し、譜表上の位置によって音の高さを表します。
音符の形状
音符の形状には、丸い円、縦線、旗の要素があります。
基本的な音符の種類
- 全音符 (Whole Note)
- 記号: 𝅝
- 長さ: 4拍(4/4拍子の場合)
- 特徴: 丸い円で、縦線がありません。
- 二分音符 (Half Note)
- 記号: 𝅗𝅥
- 長さ: 2拍(4/4拍子の場合)
- 特徴: 丸い円に縦線があります。
- 四分音符 (Quarter Note)
- 記号: 𝅘𝅥
- 長さ: 1拍(4/4拍子の場合)
- 特徴: 塗りつぶされた丸い円に縦線があります。
- 八分音符 (Eighth Note)
- 記号: 𝅘𝅥𝅮
- 長さ: 1/2拍(4/4拍子の場合)
- 特徴: 塗りつぶされた丸い円に縦線があり、1つの旗がついています。
- 十六分音符 (Sixteenth Note)
- 記号: 𝅘𝅥𝅯
- 長さ: 1/4拍(4/4拍子の場合)
- 特徴: 塗りつぶされた丸い円に縦線があり、2つの旗がついています。
音符の変化形
- 付点音符 (Dotted Note)
- 記号: 付点付きの音符 (例: 𝅗𝅥.)
- 意味: 元の音符の長さに、その半分の長さを追加します。
- 例: 付点二分音符 (𝅗𝅥.) は3拍 (2拍 + 1拍) になります。
- 連符 (Tuplet)
- 記号: 数字付きの括弧 (例: 𝅘𝅥𝅮𝅘𝅥𝅮𝅘𝅥𝅮 𝄂)
- 意味: 通常の拍子よりも多くの音符を特定の時間内に収めるために使用します。
- 例: 三連符 (𝅘𝅥𝅮𝅘𝅥𝅮𝅘𝅥𝅮) は、3つの八分音符を2つの八分音符の時間内に演奏します。