合奏で音程がズレてしまう…そんな悩みを持つ方は多いはず。 サックスは単体では合っていても、他の楽器と合わせると不協和になることがあります。
この記事では、合奏で正確に音程を合わせるための実践テクニックを紹介します。 チューナーを使う前に知っておきたい「耳」と「息」のコントロール法も解説します。
合奏で音程がズレる原因とは?
サックスの音程は、気温やリードの状態、息の圧力など多くの要素に影響されます。 特に合奏では、他の楽器との基準音を合わせる意識が欠かせません。
- 気温が低い → ピッチが下がる
- リードが湿りすぎている → 音がこもる
- 息が弱い → 音程が不安定になる
まずは「ズレの原因」を自覚するところから始めましょう。
基準音(A=442Hz)を理解しよう
日本の吹奏楽では、A=442Hzが標準です。 チューナーの設定を確認し、オーケストラやバンドのピッチ基準に合わせましょう。

チューナーで基礎チューニングを整える
最初にチューナーで、楽器全体のピッチを確認します。
- チューナーを「Cメジャー」モードに設定
- ロングトーンで中音域のG(ソ)を吹く
- 針が中央を指すようにネックの差し込みを微調整
ただし、チューナーは「目安」。 最終的には耳での修正が必要です。
耳で聴いて微調整する方法
他の楽器(ピアノ・フルート・クラリネットなど)の音を聴きながら、 「うなり(ビート)」が消える位置を探します。
うなりが速い → ズレている証拠。 消える瞬間が「ピッチが合った」サインです。

合奏中にズレを直す呼吸と姿勢のコツ
- 息のスピードを上げる → ピッチが上がる
- 息を柔らかくする → ピッチが下がる
- 上半身をリラックス → 安定したピッチを維持
力んで息を押し込むと音が高くなりすぎます。 自然な呼吸と姿勢で、常に「安定した支え」を意識しましょう。
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まとめ|チューニングは「耳」と「心」の共同作業
サックスの音程を合わせるには、 単にチューナーを見て合わせるだけでなく、相手の音を聴く感覚が欠かせません。
合奏では、常に「自分の音が全体にどう響いているか」を意識することが大切。 チューニングは機械ではなく感性を磨く時間でもあります。

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