アルトサックスを始めたいけれど、何を買えばいいのかわからない。 そんな初心者さんに向けて、この記事では必要な機材とお手入れ道具を完全ガイドします。
サックス本体以外にも「吹くため」「保管するため」「長持ちさせるため」に必要な道具がたくさんあります。 失敗せずに揃えるポイントを、図解とおすすめ商品リンク付きで紹介します。
アルトサックスを始めるときに必要な機材一覧
まずは最低限そろえておきたい道具をチェックしてみましょう。
| 種類 | 用途 | おすすめブランド例 |
|---|---|---|
| リード | 音を出す薄い木片。消耗品。 | Vandoren、Rico、D’Addario |
| マウスピース | 音色や吹奏感を決める重要パーツ | YAMAHA、Selmer、Vandoren |
| リガチャー | リードを固定する金具 | Rovner、BG |
| ネックストラップ | 楽器を支える | Neotech、BG |
| スワブ(クリーナー) | 管内の水分を拭き取る | BG、YAMAHA |
| クロス | 表面の手脂を拭き取る | H.W.、YAMAHA |
| チューナー/メトロノーム | 音程・テンポの練習に必須 | KORG、YAMAHA |
| ケース | 持ち運び・保護用 | Protec、BAM |
KORG ( コルグ ) / TM-70F チューナー・メトロノーム ホワイト

リードは「吹きやすさ」で選ぶのが基本
リードは「柔らかい(2)」から「硬い(3.5〜4)」まで強さがあり、 初心者は2〜2½あたりから始めるのが定番です。
- 柔らかめ: 音が出やすいが、ピッチが不安定になりやすい
- 硬め: 音が安定するが、息が入りにくい
おすすめブランド:
- Vandoren(青箱):クラシック向けで安定した音色
- Rico(オレンジ箱):柔らかく、初心者でも鳴らしやすい
- D’Addario Reserve:耐久性と精度が高い
Vandoren ( バンドーレン ) / アルトサックスリード トラディショナル 硬さ:2 (10枚入り)

Vandoren ( バンドーレン ) / アルトサックスリード トラディショナル 硬さ:2-1/2 (10枚入り)

Vandoren ( バンドーレン ) / アルトサックスリード トラディショナル 硬さ:3 (10枚入り)

D’Addario Woodwinds ( ダダリオウッドウインズ ) / アルトサックスリード リコ 2.0

D’Addario Woodwinds ( ダダリオウッドウインズ ) / アルトサックスリード リコ 2.5

D’Addario Woodwinds ( ダダリオウッドウインズ ) / アルトサックスリード リコ 3.0

D’Addario Woodwinds ( ダダリオウッドウインズ ) / アルトサックスリード オーガニック レゼルヴ 2.0

D’Addario Woodwinds ( ダダリオウッドウインズ ) / アルトサックスリード オーガニック レゼルヴ 2.5

D’Addario Woodwinds ( ダダリオウッドウインズ ) / アルトサックスリード オーガニック レゼルヴ 3

マウスピースで音色が劇的に変わる
マウスピースは「素材」と「開き(ティップオープニング)」で吹き心地が変わります。
| 素材 | 特徴 | 向いているジャンル |
|---|---|---|
| ハードラバー | 温かく柔らかい音 | クラシック、吹奏楽 |
| メタル | 輝きと抜けのある音 | ジャズ、ポップス |
初心者には以下の2モデルが人気:
- YAMAHA 4C: 吹きやすく、音がまとまりやすい
- Selmer S80 C★: 安定した定番モデル
YAMAHA ( ヤマハ ) / AS-4C アルトサクソフォン用スタンダードマウスピース4C

Henri SELMER Paris ( セルマー・パリ ) / S80C* アルトサックスマウスピース

お手入れ用品で楽器を長持ちさせよう
サックスは「唾液や湿気」に弱いため、毎回の演奏後のお手入れが欠かせません。
- スワブ: 管内を通して水分を吸い取る(BG、YAMAHA)
- クロス: 表面を乾いた布で拭く(H.W.、YAMAHA)
- クリーニングペーパー: タンポに挟んで水分除去
YAMAHA ( ヤマハ ) / CLSSAX3 クリーニングスワブ SAX

YAMAHA ( ヤマハ ) / PCDXM3 ポリシングクロスDX Mサイズ

YAMAHA ( ヤマハ ) / PP3 パウダーペーパー

初心者が失敗しやすいポイント
- リードを使いすぎてカビさせる
- スワブを通さずにケースへしまう
- マウスピースを強く押し込みすぎる
POINT:
「使ったら乾かす」「週1回は全体を拭く」——これだけでトラブルの8割は防げます。
まとめ|サックスを“吹く前の準備”が大事
アルトサックスを始めるときに必要なものは、 「音を出すため」「楽器を守るため」「練習を続けるため」の3カテゴリーに分かれます。
- 音を出す:リード・マウスピース・リガチャー
- 守る:スワブ・クロス・ケース
- 続ける:チューナー・メトロノーム
これらを最初に揃えておくことで、スムーズに練習を始められます。

