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MIDI 2.0とは?新時代の表現力と進化ポイント

2025 10/21
MIDI
2025年10月21日

1983年に誕生したMIDI規格。 40年を経て、ついに次世代規格MIDI 2.0が正式に登場しました。
この記事では、MIDI 1.0との違いや進化したポイントをわかりやすく解説します。


目次

MIDI 2.0とは?

MIDI 2.0(Musical Instrument Digital Interface 2.0)は、 従来のMIDI 1.0を大幅に拡張し、より精密な表現と機器間の双方向通信を可能にした新規格です。

▲ MIDI 2.0は、演奏情報の解像度と通信機能が大幅に進化。

1983年のMIDI 1.0では「情報を一方的に送るだけ」でしたが、 MIDI 2.0では機器同士が「お互いを理解し合う」ことができます。


対応機器・ソフト一覧(2025年時点)

メーカー製品名特徴
RolandA-88MKIIMIDI 2.0対応鍵盤。macOS/Logic環境で完全動作。
KORGKeystageMIDI 2.0(Property Exchange対応)を公式サポート。
YamahaMODX+シリーズファームウェアアップデートで対応予定。
SteinbergCubase 13MIDI 2.0機能を段階的に実装。macOSで先行、WindowsはMIDI Services対応状況に依存。

進化ポイント①:高解像度コントロール

従来のMIDIでは、ベロシティやピッチなどが128段階しか扱えませんでした。 MIDI 2.0では32bitの高解像度データを扱えるため、 まるで実際の演奏のような細やかな表現が可能になります。

▲ 32bitの高解像度制御で滑らかな音の変化が可能。

例:
ベロシティが「強・中・弱」ではなく、「128分割された強さ」をリアルに再現。


進化ポイント②:双方向通信(プロファイル交換)

MIDI 2.0では、接続された機器同士が互いの機能を自動で理解し合う 双方向通信が可能になりました。

  • 接続時にお互いの対応機能を自動認識
  • 最適な設定を自動で適用(チャンネル・音色など)
  • ユーザーが設定を手動で行う手間が減る
▲ 機器同士が「こんにちは」と挨拶し、機能情報を交換する。

プロファイル例:
ピアノ、ドラム、シンセなどのカテゴリごとに最適なパラメータを自動設定。


進化ポイント③:拡張された表現パラメータ

MIDI 2.0では、これまでのCC(コントロールチェンジ)に加えて、 新しい表現データが追加されています。

新機能説明
ノートごとのピッチベンド各ノートを独立して変化可能(MPE対応)
高精度アフタータッチ鍵盤を押し込んだ深さを細かく取得
高速レスポンスレイテンシほぼゼロに近い通信

つまり:
“ベロシティ+エクスプレッション+ピッチ+アフタータッチ”
が完全に統合された時代に。


対応機器・ソフト一覧(2025年時点)

メーカー製品名特徴
RolandA-88MKII初のMIDI 2.0対応鍵盤コントローラー
KORGKeystageプロファイル自動認識機能付き
YamahaMODX+シリーズファームウェアアップデートで対応予定
SteinbergCubase 13MIDI 2.0規格対応を段階的実装中

互換性重視のため、現在は「MIDI 1.0+2.0ハイブリッド運用」が主流です。


MIDI 2.0導入のメリット

  • 打ち込みの解像度が飛躍的に向上
  • 設定作業が自動化され、初心者でも扱いやすく
  • ハードとソフトの垣根が薄くなり、より直感的な制作が可能に

作曲・ライブ・教育など、あらゆるシーンで恩恵があります。


おすすめ対応デバイス・ツール

Roland A-88MKII(MIDI 2.0対応鍵盤)

KORG Keystage(次世代MIDIコントローラー)

88 鍵盤MIDI コントローラーのプロフェッショナル・モデル。A-88 MKIIは、素晴らしいピアノタッチに加え、割り当て可能な多くのノブ、パッド、プログラム・コントロールを備えており、お気に入りのバーチャル・インストゥルメントやシンセサイザーのすべての機能にアクセスすることが可能です。
88 鍵盤MIDI コントローラーのプロフェッショナル・モデル。A-88 MKIIは、素晴らしいピアノタッチに加え、割り当て可能な多くのノブ、パッド、プログラム・コントロールを備えており、お気に入りのバーチャル・インストゥルメントやシンセサイザーのすべての機能にアクセスすることが可能です。

まとめ:MIDI 2.0で音楽制作が“会話”になる

MIDI 1.0が「命令」だった時代は終わり、MIDI 2.0では「対話」が始まりました。 より自然で、より人間的な音楽制作が可能になる新しい時代の幕開けです。

ここまでの10記事で、あなたはMIDIの全体像を体系的に理解できました。
次は実践編として、実際のMIDI環境を組んで体験してみましょう。


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