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ピッチベンドとモジュレーションでリアルな演奏を再現

2025 10/21
MIDI
2025年10月20日2025年10月21日

「打ち込みの演奏が生っぽく聴こえない…」 その原因の多くは、ピッチベンドとモジュレーションを使っていないことにあります。
この2つは、MIDI表現の中でも“感情”を作る最も重要な要素。 この記事では、リアルな演奏表現を生み出すコツを図解で紹介します。


目次

ピッチベンドの仕組み

ピッチベンドは、音の高さを滑らかに変えるためのMIDI信号です。 ベンドホイールを操作した際の動きをデータ化し、音程を上下に揺らします。

ピッチベンドは14bit(0〜16383)で構成され、センター値は8192です。 実際に±何半音まで曲げるかは、RPN 0,0(Pitch Bend Sensitivity)で設定できます。

例:RPN 0,0 = 2 → ±2半音まで変化

▲ ピッチベンドで音高を上下に連続変化させる(0〜8192の範囲)。

通常はホイールやジョイスティックで操作し、DAW上ではカーブで描けます。

  • CC番号:専用(ピッチベンドメッセージ)
  • 値の範囲:-8192 ~ +8191
  • よく使う範囲:±2セミトーン(設定で変更可能)

例: ギターソロで1音半チョーキング、シンセでグライド風スライド。


モジュレーションとは?──音に“揺らぎ”を与える

モジュレーション(Modulation)は、音に周期的な変化を加えるコントロールです。 代表的な使い方はビブラート。 波のように音程や音量を揺らすことで、演奏に温かみと感情を加えます。

▲ モジュレーションで周期的にピッチが上下する波を作る。

モジュレーションはMIDIのCC#1で制御され、ホイール操作に割り当てられていることが多いです。

用途説明
ビブラートピッチを小刻みに上下させる
トレモロ音量を周期的に上下させる
フィルター変化音色を周期的に変化させる

ピッチベンド=滑らかに動く変化
モジュレーション=周期的に揺らぐ変化


ピッチベンドとモジュレーションの違い

項目ピッチベンドモジュレーション
役割ピッチを滑らかに変化ピッチ・音量を周期的に揺らす
CC番号専用メッセージCC#1
操作例チョーキング、スライドビブラート、トレモロ
値範囲-8192〜+81910〜127
表現の方向一度きりの変化繰り返す変化

リアルに聴かせる3つのコツ

① 音源側のベンドレンジを確認する

ピッチベンドの範囲(±2〜12半音)は音源側で設定可能。 DAW側と一致させないと、実際の音程がずれることがあります。

② ベンドカーブを自然に描く

急上昇→静止→ゆるやかに戻す、など緩急をつけることでリアルさが増します。 特に弦・管楽器では直線よりもカーブの方が自然です。

③ モジュレーションは“控えめ”に

振幅を大きくしすぎると不安定に聴こえるため、 深さは最大値の40〜60%程度が目安です。


DAW別設定ポイント

Cubase

「ピッチベンド」と「モジュレーション」はピアノロールの下部エリアに表示可能。 描画ツールでカーブを編集できます。

Logic Pro

ピッチベンドはリージョン内でオートメーション設定。 モジュレーション(CC#1)は「MIDIドロー」で制御。

Studio One

ピッチベンドカーブを直接記録可能。 CC#1は「オートメーションレーン」から追加します。

Cubase

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まとめ:打ち込みに“生命感”を与える

ピッチベンドは「音程の流れ」、モジュレーションは「音の呼吸」。 2つを組み合わせることで、打ち込みは一気に生演奏のように変わります。

次回は、MIDIエディターの使い方と効率化テクで、 打ち込み作業をスピーディーに進める方法を紹介します。


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