MENU
  • ホーム
  • 音楽理論
  • MIDI
  • アルトサックス
  • ミンミン
Rocket House 321
  • ホーム
  • 音楽理論
  • MIDI
  • アルトサックス
  • ミンミン
Rocket House 321
  • ホーム
  • 音楽理論
  • MIDI
  • アルトサックス
  • ミンミン
  1. ホーム
  2. 音楽理論
  3. モードスケールを使いこなす

モードスケールを使いこなす

2025 10/20
音楽理論
2025年10月20日

「メジャーとマイナーの間に、もっといろんな響きがあるのでは?」
そう感じたあなたに必要なのがモードスケール(Mode Scale)です。
この記事では、7つのモードの特徴・使い方・練習法をわかりやすく紹介します。


目次

モードスケールとは?

モードスケールとは、1つのスケールを別の音から始めた音階のことです。
つまり、同じCメジャースケール(C D E F G A B)でも、始まりの音を変えるだけでまったく違う雰囲気が生まれます。

モードスケール 図解:Cメジャースケールを起点に7つのモード
▲ 同じCメジャースケールを起点にしても、始まりの音で印象が変わる

7つのモード一覧と特徴

モード名始まりの音主な特徴印象キーワード
アイオニアン(Ionian)C長音階(メジャースケール)明るい・安定
ドリアン(Dorian)D♭3・♭7を含むクール・ジャズ感
フリジアン(Phrygian)E♭2・♭3・♭6・♭7エキゾチック・緊張感
リディアン(Lydian)F♯4を含む浮遊感・幻想的
ミクソリディアン(Mixolydian)G♭7を含む明るいけど少し切ない
エオリアン(Aeolian)A自然的短音階悲しみ・落ち着き
ロクリアン(Locrian)B♭2・♭3・♭5・♭6・♭7不安定・神秘的

これらはすべて、Cメジャースケールの構成音(C D E F G A B)を使って作ることができます。
違うのは“始まり”と“終わり”の音。それだけで感情の方向が変わるのです。

7つのモードはCメジャースケールを起点に次の通り。

  • Ionian(C)=メジャースケール
  • Dorian(D)=自然短調+#6
  • Phrygian(E)=自然短調+♭2
  • Lydian(F)=メジャー+#4
  • Mixolydian(G)=メジャー+♭7
  • Aeolian(A)=ナチュラルマイナー
  • Locrian(B)=短調+♭2+♭5

モードスケールを聴き分けてみよう

例えば、同じ7音でもこう聴こえます:

モード例のコード感情の方向
アイオニアンCmaj7明るく、ポップ
ドリアンDm7ジャズ・都会的
フリジアンEm7ダーク・神秘的
リディアンFmaj7幻想的・映画音楽的
ミクソリディアンG7グルーヴ感・ブルース寄り
エオリアンAm7儚く・メランコリック
ロクリアンBm7♭5緊張・不安感

コード進行を変えずに「スケールを変える」だけで、曲の雰囲気が一変します。


ギター・ピアノでの練習方法

ギターの場合

  • ポジションを固定して、1弦ずつ音を弾く
  • 各モードを録音して、響きの違いを比較
  • 「ドリアン=2番目」「リディアン=4番目」など、順番で覚える

ピアノの場合

  • Cメジャースケールの白鍵だけを使用
  • 始まりの音をD・E・F…と順に変える
  • 1オクターブ上がったときの印象を耳で確認する
▲ 白鍵だけで7つのモードを弾ける(Cから順にスタート位置を変える)

作曲・即興での応用法

  • ドリアンモードでクールなバッキングを作る
  • リディアンで幻想的なイントロを作る
  • ミクソリディアンでファンクやブルースに活かす

モードを理解すると、「スケール=感情の地図」として使えるようになります。
これはジャズや映画音楽、現代J-POPでも欠かせない発想です。


モード別おすすめ練習トラック

モード練習トラック例雰囲気
ドリアンA Dorian Backing Track(YouTube)ジャズ・ロック風
リディアンF Lydian Ambient Pad幻想的・浮遊感
ミクソリディアンG Mixolydian Grooveグルーヴ重視
エオリアンA Aeolian Ballad切ない・叙情的

おすすめツール:Scaler 3

Scaler 3 は、モード、分数コード、代理コード、テンションコード、MIDI出力機能などを統合した最新バージョンプラグインです。 コード進行の設計から表現の演出まで、一手で対応できるよう拡張されています。

なお、既に Scaler 2 を所有している方は、アップグレード割引 が提供されている場合がありますので、公式サイトをチェックしてみてください。

Scaler 3をチェックする


まとめ:モードスケールは“感情のパレット”

モードスケールを使うと、曲の印象を自由自在にコントロールできます。
「明るい/暗い」だけではなく、“明るいけど哀しい” “暗いけど希望がある”といった複雑な感情も描けます。

スケール練習を「色を混ぜる感覚」で取り入れていくと、あなたの作曲がぐっと立体的になります。

次に読む:
・スケールの覚え方と練習法
・ダイアトニックコード完全マスター
・転調の仕組みと使い方

音楽理論
ギター ピアノ モードスケール 教会旋法 音楽理論
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
  • リズム感を鍛える練習法
  • テンションコードでおしゃれな響きを作る

この記事を書いた人

RocketHouse321のアバター RocketHouse321

関連記事

  • 名曲で学ぶ音楽理論:ベートーヴェン『月光ソナタ』編
    2025年10月20日
  • テンションコードでおしゃれな響きを作る
    2025年10月20日
  • リズム感を鍛える練習法
    2025年10月20日
  • 分数コードで流れと重心をコントロールする
    2025年10月20日
  • 代理コードでおしゃれな響きを作る
    2025年10月20日
  • 転調の仕組みと使い方
    2025年10月20日
  • ダイアトニックコード完全マスター|曲作りの基本をわかりやすく解説【図解あり】
    2025年10月20日
  • スケールの覚え方と練習法
    2025年10月20日

カテゴリー

  • MIDI
  • アルトサックス
  • ミンミン
  • 音楽理論

© Rocket House 321.

目次
error: Content is protected !!